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窯焚きに15歳の強力助っ人が来ました

角窯にガスを点火したのが5/26。それから徐々に温度を上げていき100°位で一旦キープして窯に残っている湿気をとっていきます。それから3日後にゆっくり300°まで上げてから薪に切り替えます。

 

今回の窯焚きはいつも頼んでいる方が都合が悪く、窯焚きできる人を探していたのですが「そーいえば、陣さんとこの息子さんの野遊くんもう窯焚きできるぐらい大きくなったんじゃね」と思いだし陣さんに連絡。野遊くんに聞いてもらったところ二つ返事でOK。今回の窯焚きを手伝ってくれることになりました。

 

そもそも陣さんというのは丸亀に住んでいる陶芸家で、自ら備前焼の窯を作ったり、廃材で家を建てたり、井戸掘ったり、ピザ窯、田んぼ。。。ありとあらゆることに挑戦し現代社会の固定概念をぶっ壊してくれるめっちゃ面白い方です。陶芸家だけでなく、イベントでピザやパスタなどを販売する出店や自給自足の足掛かりとなるような合宿などをされています。

 

陣さんのブログ   http://kadoya.ashita-sanuki.jp/

 

そんな陣さんにお願いした鷲羽窯の音楽イベントでは陣さん家族総出で石窯ピザやスウィーツなどの出店をしてもらいました。

 

 

もう6年も前の事です。鷲羽窯音楽祭    http://wasyugama.exblog.jp/12957035/  総勢150人ぐらいお客さんが来て大盛況でした。

 

その時野遊くんは9歳。ですが当時からバリバリ両親の手伝いをしていて陣さんが「めっちゃ助かる」と言っていたのをすごいなーと覚えていました。

 

陣さんのところは4人子供がいてホームスクーリングで子供を育てています。義務教育を含め行く行かないは子供本人が決めるというスタンスなので野遊くんは小学校3年生までは学校へいかず、4年生と6年生の時はよく学校へ行って5年生の時は行ったり行かなかったりだそうです。中学校は普通に行ってこの春卒業し、高校へは行かず家の手伝いをしたりして過ごしています。

読み書きや計算は両親が教えていて、興味があることは自ら勉強するそうです。

 

なにより両親についていろいろ手伝うので、すでに仕事がバリバリできます。陣さんの家はお風呂は五右衛門風呂で。料理を作るときもで調理します。

うちは温度が低いときは古い日本家屋の廃材や杉やひのきの端材をもらって燃やすのですが、釘を抜いたりしたいといけません。釘を抜くというのもコツがいっていろいろ説明しないといけないのですが、普段からやっている彼にしたら容易いことでした。

 

チェーンソウも使えるというので短くカットしてもらいました。

5日目は窯の温度が882度に。気温は31度まで上昇するとか!!窯の近くは40度から50度ぐらいにはなり、暑くて体力のいる仕事です。

窯焚きも陣さんについて幼いころからやっています。

僕も教えれることがあればどんどん教えて彼のいい経験になればと思っています。

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