運命の出会い
工房の屋根裏から子猫のなく声が聞こえてきました。
どこだろうと探してみると工房の奥の物置に生まれたばかりの子猫が母親を探して
『ニャー、ニャー』と必死に呼んでいます。
かわいい上にか細い声で必死になかれたらミルクを与えたい思いに駆られますが
すでに一匹猫を飼っているので、この猫を連れて帰るわけにはいかない・・・。
ここは心を鬼にして何もしないようにしました。
母猫がもうすぐ来てどこかに連れて行くだろう・・・・。
でもその前にカラスや犬にやられたら・・・?
そんな時、親子で備前焼を買いに来られたお客様が子猫を見つけて
「この猫タイプだわ・・・」
すかさず、父「ちょうどええわ。持って帰ってちょーでー。(持って帰ってください)」
「どうしよう・・・・。」
「今2匹飼っているけど、2匹も3匹も変わらんよね
よしっ!!連れて帰る」